池波正太郎も唸った京都・祇園祭
先日、仕事で京都へ行った際、ちょうど祇園祭がクライマックスを迎えていました。一千年以上の歴史があるという京都三大祭りのひとつで、7月1日から31日まで細かな行事が目白押しですが、山鉾巡行の17日、そしてその全日の宵山がもっとも盛り上がります。
日中の気温が30度を超え、雨もよく降る時期でもあり、見物には多少の覚悟が必要ですが、その独特の雰囲気は全ての人を魅了します。作家・池波正太郎にして、<私にとっては、なんといっても[宵山の夜]だ>と言わしめるだけのものがあります。

私も25年ぶりくらいに、宵山の雰囲気にひたることができました。宵山の日には、鉾や山のある町内とその界隈に出店がならび、明るいうちから浴衣姿の親子連れやカップルで大混雑。鉾や山を間近で見るのも興味深いものです。途中、私は和菓子店で祇園祭限定の「水あずき」を購入。葛きりも入ったきめ細やかな小豆あんの冷たい飲み物は、京都らしい味わいでした。
翌日の山鉾巡行は、朝9時から。鉾や山がゆっくりと進んでいく様は、壮大な歴史絵巻。写真のよに普段はビジネス街の四条烏丸の交差点を、鉾がぎしぎしと音をたてて横切っていくのは、何かタイムスリップしたかのようです。会社に戻らねばならず、ほんの一瞬ちらりとしか見られなかったのは残念でした……。
来年の祇園祭は山鉾巡行の7月17日がちょうど週末の土曜日。今から来年の旅の計画をたてることをお薦めします。
■サライ編集部・藤田信吾
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