暑い京都の夏。「岩さき」のご主人・岩崎義則さんの端正な料理を楽しみ、笑顔の素敵な奥様とお母様に癒されては?
京都取材の合間で見つけた素敵なお店をご紹介します。日本料理の粋と真髄を味わえる「岩さき」です。
ご主人の岩崎義則さんは「高台寺 和久傳」「祇園 丸山」を経て、「柊屋別館」の料理長を務められた確かな腕の持ち主。07年に開店した「岩さき」は、予約の取りにくい人気店となっています。店内はカウンター6席とカウンター式の個室(5席)。ご主人の美しい包丁捌きと和やかな奥様の接客を楽しむならば、カウンターがおすすめです。
では夜のコース(8000円)をご紹介します。先付けは鱧の落としと山芋、胡瓜、白きくらげ、茗荷。京都の夏が一気に押し寄せてきます。椀物は寄せ玉子と葛打ちした鱧です。ぷるるんとした鱧の食感が新鮮です。お造りはシマアジと鯛、焼き物は鱸の油焼きです。油焼きとは油をかけながら焼く手法だそうです。
お凌ぎは、もずくうどん。稲庭うどんともずく、汁の塩梅がなんとも絶妙です。炊き合わせ代わりの鍋は穴子、冬瓜、湯葉、三つ葉。銅鍋で仕立てられ、取り分けていただきます。次はさっぱりとサーモンとトリ貝のジュレを、そして締めのご飯です。丹波米を信楽の中川一辺陶さんの土鍋で炊いた出来立てです。これに漬物と、奥様のお母様が作られるすっぽん出汁のちりめん山椒。まずは熱々を一膳、おこげを楽しみもう一膳。甘過ぎず辛過ぎないちりめん山椒との相性が抜群です(「すっぽんちりめん」は土産にできます)。最後は水物で、興奮した心と胃袋を静めます。
供される器は骨董の染付や青磁など、いずれも最大限に料理を引き立てるもの。食を通して四季を感じる醍醐味にどっぷり浸かることができます。暑い京都の夏は敬遠されがちですが、寡黙なご主人が作り出す端正な料理と、笑顔の素敵な奥様、お母様に癒され、ほっこりされてはいかがでしょう。
岩さき ウェブサイトはこちら
京都市中京区釜座通御池上る723
TEL/FAX 075-212-7800(要予約)
定休日:日曜日
12時~14時、18時~21時(ラストオーダー20時)
昼3500円~、夜8000円~
■ライター・関屋淳子
『サライ』現役ライター。酒と桜をこよなく愛する虎党。女性トラベルライターの旅情報発信サイト『旅恋.com』代表。
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コメント
京料理の料亭などで最近お目にかかる京都老舗のお茶といえば『松田桃香園』http://toukouen.jp/
女性店長が毎年5月初旬にお茶の生産地に出向き
お茶の出来栄えを五感で感じ取っていいものだけを
仕入れてこられる。
ここの新茶は好評なので実際ホテルにも出荷されている。
投稿: 馬場邦雄 | 2010年5月24日 23時54分
京料理といえばいまやここの老舗茶舗は欠かせない。
松田桃香園。
http://toukouen.jp/
京都有名ホテルにも今が旬の新茶を提供されている。
投稿: 馬場邦雄 | 2010年5月25日 00時01分