『サライ』創刊の年に「登美の丘」で生まれた逸品ワイン「サントリー登美の丘ワイナリー カベルネ・ソーヴィニヨン 1989」を、秋の味覚と合わせて飲んでみました
前回お伝えしたとおり、『サライ』では、創刊の年に「登美の丘」で生まれた逸品ワイン「サントリー登美の丘ワイナリー カベルネ・ソーヴィニヨン 1989」を特別頒布しています。今回は、「WEBサライ」に身近なワイン好きに声をかけ、一足先に「サントリー登美の丘ワイナリー カベルネ・ソーヴィニヨン 1989」を秋の味覚とともに楽しんでいただきました。
集まったのは、左から小熊友巳さん(会社員)、中島勉さん(建築デザイナー)、松田久美子さん(会社員)、阿部幸敏さん(飲食店経営)の4名。2か月に1回くらいは何かと理由をつけてワインを飲む仲間だそうです。
テイスティングに先立ち少しおさらい。「サントリー登美の丘ワイナリー カベルネ・ソーヴィニヨン 1989」は、山梨県甲斐市にあるサントリー登美の丘ワイナリーで収穫されたカベルネ・ソーヴィニヨンを100%使い、同ワイナリーの瓶熟庫で長い期間熟成させてきたものです。サントリー登美の丘ワイナリー所長の大川栄一さんは「しっかりした熟成を表す森の香り、カシスやモカ・チョコレートの香りも感じますね。タンニンや苦みのバランスも良く、素直で落ち着いています」と試飲の結果を話しています。
さて、実際に飲んだ皆さんの感想は、、、
阿部 「うまいね。20年目なのに枯れてない」
小熊 「元気だね」
松田 「色ももうちょっとオレンジになっていると思ったら。色も濃いし、キレイな色」
阿部 「味もしっかりしているし。おいしいね」
松田 「味もキレイですよね」
中島 「とがってない」
阿部 「そう、とがってなくて、適度に優しい。丸くなってる」
松田 「もうちょっと枯れた印象かと思ったけど元気ですね」
などと上々の反応です。
今回は、ただ飲むだけではつまらないので、秋っぽいおつまみを用意して、「サントリー登美の丘ワイナリー カベルネ・ソーヴィニヨン 1989」のいろいろな楽しみ方を語っていただきました。用意したのは、次の7品。定番とも言えるチーズとオリーブ。ちょっと変化球でぬか漬け、イチジクの白和え、煮詰めたバルサミコ酢をかけたゆで栗、そして秋刀魚です。
これらをつまみながら4人のワイン談義は、弾んでいきます。
阿部 「チーズ、オリーブは予想通りだけれど、栗、あとぬか漬けがすっごくいい。ワインの優しくてエレガントな感じによく合う。いい意味で予想が外れたなぁ」
松田 「チーズに合うワインっていくらでもあるじゃないですか。でも和食に合うワインってのはあまりない。とくに赤ワインは」
中島 「普段はブルゴーニュを飲んでいるんですけれど、実は漬物やあられなんかと合わせて飲むことがあるんです。最近は、しば漬けとも相性が良いことを発見。なので、この茄子のぬか漬けは、最高に良い感じですね」
松田 「私は、漬物をおつまみにワインを飲んだことがはないな。試してみよ~。(ぬか漬けを食べてみて)へぇ~、結構いけますね。なんか炬燵に入りたくなってきたな。もしかしたら囲炉裏とかで飲むのとかもいいかもしれない」
中島 「この感じは、本当に和食に合いますよね」
小熊 「なんか、だんだん味がダシ系になってくるんですよねぇ」
中島「(秋刀魚を食べながら)こういうのって日本酒と組み合わせるイメージだけど、ワインでもいけるんだ。不思議だな」
松田 「ワインにはドライのイチジクを合わせるのが普通ですけれど、生イチジクというのも和風な感じでいいですね」
阿部 「いま思いついたんだけれど、あっさり目の鴨鍋とかも合いそうですよね」(一同、うなずく)
小熊 「白身魚とか。ワインだと熟成成分が出るから、それとマッチするかなぁ。それぐらい優しい」
阿部 「そうそう。これだけ優しいと京都系の料理、和食とかでイケちゃう感じ
松田 「ふろふき大根とか」
阿部 「煮物とかいいですよね。これぐらいエレガントでサラッとしてると煮物とか西京漬けとかイケちゃうね」
小熊 「おばんざい系ですね」
松田 「京都に行きたくなっちゃいますね。秋の京都で紅葉の中で飲むのとか素敵!月明かりで紅葉が見えるとかシチュエーションがいい。そんな感じ。やっぱ和食が思い浮かぶ」
阿部 「あと栗もすごく美味しい。ほんのりした甘みとマッチするな」
こうしたやりとりの合間には、『サライ』本誌に「命といふもの」を連載中の画家・堀文子さんが描く「太神楽」(遅咲きの椿)のラベルの話、そして昔を振り返った話題などでも盛り上がりました。
松田 「このラベルの感じと中の味のイメージがすごく合ってるよね。ワインってジャケ買いじゃないけど、ラベルを見て買ってみたらなんか違うってことがよくありますよね。でも、これはジャケ買いでそのイメージのまま。このラベルのデザインが気に入って買っていただいても大丈夫」
小熊 「飾りたい絵みたいな感じだよね」
阿部 「味わいと合ってる」小熊 「淡いエレガントな味とはかない感じがね」
阿部 「味のせいか、ラベルのせいか、やっぱ日本庭園で和を感じながら飲みたいね。縁側でみたいな。月見しながらでもいいかも」
松田 「お月見だと日本酒のイメージだけど、ワインもいいと思う。20年前の君に! なんて」
中島 「20年前っていうと、働きだしてどれくらい?」
阿部 「僕はみんなよりちょっと上だから、20代後半だったな」
松田 「私は、大学生でしたね。髪の毛はソバージュ。街にはワンレングス、ボディコンな女性が溢れていた」
小熊 「居酒屋でいろんなサワーとかを飲んだよね」
松田 「私は、ワインなんて飲んでなかったなぁ」
小熊 「ワインを飲んでいる人って周りでは見かけなかったよなぁ」
中島 「もしくは、ぜんぜん銘柄とかを意識せずに飲んでいた。バブル全盛だったよね」
松田 「みんな大人になりましたねぇ」
最後に改めて各人から「サントリー登美の丘ワイナリー カベルネ・ソーヴィニヨン 1989」、これに組み合わせるおつまみなどの感想を聞きました。
中島 「飲む前は、ボディがしっかりしているのかなと思ったんですけど、繊細でエレガントな感じでした。ちょっとした酸味があって。本当に和食と合うワインだなって驚きました。とくに気に入ったのは野菜のぬか漬け。酵母っぽい漬物の感じと、相性って良いんですね」
小熊 「イチジクってドライフルーツではおつまみにすることはありますが、今日の白和えのような料理でもイケるし、ワインにも合うのが新鮮でした」
松田 「私はもともとボルドーが大好きなんです。で、日本の20年ものってどうなんだろうって楽しみにしてきました。飲んでみると、すごくエレガントな感じが意外でしたね。チーズに合わせるワインは世界中にいくらでもありますが、和食に合うワインっていうのが、すごい発見。今日のおつまみの中では栗が気に入りました。栗を食べたことで、かぼちゃとか、素の野菜の味を楽しみながら飲むのもいいなと思いました」
阿部 「すごくエレガントで優しいイメージです。たとえるなら和服を着た京美人という感じ(笑い)。京風の蒸した野菜とかと組み合わせて飲んでもいいなと思いました」
『サライ』とともに熟成のときを刻んだ「サントリー登美の丘ワイナリー カベルネ・ソーヴィニヨン 1989」。このワインを前に、家族、友人、気心の知れた仲間などと、20年の来し方を語らってはいかがでしょう。
【おつまみ】①左上/トリュフを練り込んだチーズをカマンベールチーズで挟んだ「トリュフ・ド・カマンベール」、左下/白カビ、クリーム、ウォッシュなど数種類のチーズをブレンドした「デリス・ドゥ・ラペリティフ」、右/ぬか漬け。②グリーンオリーブ。③イチジクの白和え。④少し煮詰めたバルサミコ酢で味付けた茹で栗。⑤秋刀魚の塩焼き。骨から外し、一口サイズにした身の上に、はらわたをひとつまみ乗せて。
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