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2009年9月15日 はてなブックマーク - 第1回 撮影した瞬間の映像美とリアリティーを甦らせる、こだわりの超絶技術とは?このエントリーを含むはてなブックマーク Twitterにつぶやく

第1回 撮影した瞬間の映像美とリアリティーを甦らせる、こだわりの超絶技術とは?

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古いネガフィルムをハイビジョン化する、
スゴ腕映像職人たちの闘いに密着

Kogarashi_itv_20ハイビジョン・テレビの普及で、ハイビジョン映像へのニーズが高まっている。今秋から時代劇専門チャンネルでも、不朽の名作がハイビジョン映像として次々と甦る。それを支えるのが、ネガ・フィルムのデジタル修復・復元を行なう専門業者「東京光音」の職人たちだ。埃を被ったフィルムも色褪せた映像も、長年の技術と経験による職人ワザで息を吹き返す。そんな匠たちの作業場を訪ねた。

『木枯し紋次郎』をはじめ
不朽の名作が並ぶ保管庫

Koon01 昭和23年創業の東京光音。取締役所長である松本一正さんは語る。
「古いテープ、古いフィルムだからといって、再生をあきらめない。我々は、撮ったとき、その瞬間の映像を甦らすために、日々努力しています」
同社の技術の特徴として、ネガ・フィルムから映像を起こす「ネガ・テレシネ」という技法がある。ネガ・フィルムとは作品のオリジナル・フィルムのことで、それを焼いたレプリカ(複製)が各地の映画館に配給される。
「ネガ・フィルムから甦らせた映像は、スクリーンには映っていなかった部分が見えてきたり、色がキレイに再現できたりと、監督が撮った当時の“絵”に近いものを再現できます。とくに、夜のシーンなど照明が暗いシーンなど、レプリカからの復元では見えなかった部分も、オリジナルからなら髪の毛一本一本のラインまで再現できるのです」
東京光音ではオリジナル・フィルムからの映像復元に力を入れており、長年の作業ノウハウに定評もある。その結果、東京光音には『木枯し紋次郎』をはじめ、不朽の名作のネガ・フィルムが多数集まってくる。松本さんは、世界に一つしかない大事なオリジナル・フィルムを扱わせてもらっているということが、職人たちの自信にもつながっているという。

マニュアルは存在しない
それが“フィルムごとにカルテを作成

Kogarashi_itv_21フィルムは植物と同じで、放っておくと劣化し、再現が難しくなる。さらに、1本1本の状態やクライアントからの要望によって、作業工程が異なってくる。そのため、作業マニュアルは存在しない。
「マニュアル化してしまうと、単純作業の繰り返しでその通りに動くことになってしまう。古いフィルムは、保管状態や再現するレベルによって、必要な作業も多種多様です。だからマニュアル化しないのです」
フィルム1本ごとに、そのフィルムの状態や誰が作業を行なったかを示す詳細なカルテを作成する。職人たちはそれに目を通しながら、作業を進めていく。
「8ミリ・フィルムについたちょっとしたキズも、大画面で見ると大きなキズになってしまいます。ですが、キチンと修復すれば、このようなキズも消せます。従来のテレシネ作業では再現できなかった部分も、ハイビジョン化して甦らせることで、高画質・高品質の映像で楽しめるようになります。古いフィルムのテレビ時代劇のハイビジョン化は必ずできる! と、声を大にして言いたいですね」
マニュアルではなく、職人の経験とワザで進める地道な作業。次回は、『木枯し紋次郎』がハイビジョン映像として甦るまでを追う。

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「木枯し紋次郎」の魅力に迫る

「株式会社 東京光音」

古いフィルムの状況に対応した修復技術とシンテル社(英国)のテレシネを使用し、色・濃度補正をカットごとに行い高画質、高品質のデジタル映像の復元を行う会社。

http://www.koon.co.jp/

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受信: 2009年9月19日 00時01分