小林正司さん 岐阜県 『寒い朝』
小林さんがカメラを始めたのは、50年以上も前のこと。若い頃は友人と一緒になって夢中で写真を撮っていたといいます。
「昔は人物のスナップばかり撮っていました。風景写真を撮ることに魅力を感じ始めたのは、会社を退職してからですね。特に花などの自然の風景が好きで、よく撮るようになりました」
現在は、会社員時代の友人たちと「光遊同好会」という写真クラブを作って、精力的に活動されています。
「仲間とは春と秋に撮影旅行に出かけます。よく行くのは地元岐阜県内はじめ滋賀県や長野県です。みんな自然の景色が好きなので気が合いますね。毎月1回行なっている例会では、それぞれの作品を持ち寄って批評しあいます。また年に1回写真展も開催しています。ありがたいことに、今年で8回目を数えました」
仕事でパソコンは10年程前から使っていましたが、資料作成などが多く文章作成ソフトの使用が主な使い道でした。しかし、デジタルカメラを買ってからは使い方も一変したといいます。
「パソコンは現在3台目で、プリンターも持っています。どちらも一台あると良いですね。展覧会へ出展する作品は近所の写真店に持っていきますが、家族写真などをプリントアウトするだけなら、自宅でやった方が手間もかからないですから。ちょっとした風景写真の色調を見たりする時にも便利です」
応募いただいた今作品は、ネコヤナギの花芽です。芽がふくらみ、皮がはがれてきて、それがちょうど鳥のクチバシのようになっています。まるで小鳥たちが電線に止まっているかのようにも見える不思議な作品です。
「実は昨年も、偶然同じようなネコヤナギの写真を撮ったことがあるんです。まさか今年も出会えるとは思っていなかったので、見つけたときは感動しました」
雪がちらつく寒い中、夢中でシャッターを押したといいます。
「撮影が朝方だったので仕方がないですが、もう少し自然の光が欲しかったなと思います。欲を言えば、バックを暗くしてネコヤナギの姿をもっと浮かび上がらせたかった。でもそれは3年目の課題ということで残しておこうと思います」
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