◆12月後半の展覧会情報
■2009年12月15日~2010年2月14日
小村雪岱とその時代
開催:埼玉県立近代美術館(埼玉県さいたま市)
竹久夢二と同時代に挿絵や装丁で活躍した小村雪岱。下山観山に日本画を師事したが、知友の泉鏡花の小説挿絵を描いて一躍注目された。浮世絵の系譜に根ざした優美な画風と舞台デザインも手がけたモダンな一面を併せ持つ。日本画、装丁本など約260点を展観。写真は、「河庄」(昭和10年頃、福富太郎コレクション資料室蔵)
■2009年12月12日~2010年1月17日
徳井コレクション 国芳の四十七士展
開催:ひろしま美術館(広島県広島市)
幕末を代表する浮世絵師、歌川国芳が人気を得るきっかけになったのは武者絵であった。その国芳が描いた「忠誠義士伝」は当時の忠臣蔵人気もあり大ヒットした。勇壮な討ち入り姿の義士たちと吉良上野介、浅野内匠頭を加えた50枚を一挙公開する。
■2009年12月16日~2010年4月14日
初春・花・輝き展
開催:成川美術館(神奈川県箱根町)
現代日本画壇の名匠たちによる梅、椿、桃、桜などの春の花々を描いた作品を集めて展示。山本丘人、高山辰雄、石本正、堀文子らによる百花繚乱の新春に向けた展覧会。
■2009年12月19日~2010年2月21日
中華のかがやき―中国山東省玉器
開催:山口県立萩美術館・浦上記念館(山口県萩市)
玉は中国古代文明において装飾品、礼器に用いられ富や権力の象徴とされた。黄河の下流に位置する山東省では新石器時代からすでに精巧な玉製品があり、明、清時代に最盛期を迎えた。本展では山東省周辺各地の博物館から集めた優美な玉製品が並ぶ。
■2009年12月20日~2010年2月11日
ARCHAIC FANTASY
土×炎=? ~古代を夢見るやきものアート~
開催:北海道立近代美術館(北海道札幌市)
縄文文化に関心が高まっている今、北海道初の国宝となった函館市南茅部出土の「中空土偶」をはじめ、やきもの芸術の原型ともいえる土器や土偶とそれに触発された現代作家、岡本太郎やイサム・ノグチらの作品を併せて展示し、古代造形美を鑑賞する。
■2009年12月23日~2010年2月14日
疾走する日本車―1960年代を主軸とする国産車の軌跡―
開催:島根県立石見美術館(島根県益田市)
初めて国産自動車が走るようになってから約100年、当初は驚嘆の眼でみられた国産自動車も現在では世界有数の性能と生産高を誇っている。本展では黄金期と称される1960年代の実車14台を中心に、デザイン画や広告資料をもとに自動車文化を検証する。
■2009年12月28日~2010年1月11日
日本の美と出会う 光琳・若冲・数寄の心
開催:JR名古屋髙島屋10階特設会場(愛知県名古屋市)
京都で独自の視点で美を発信し続ける細見美術館の開館10周年を記念した展覧会。同館が誇る所蔵品のうち、池大雅、尾形光琳、伊藤若冲、葛飾北斎、神坂雪佳などの絵画のほか、国宝・志野茶碗や根来塗名器など珠玉の名品約90点を紹介する。
■2010年1月2日~1月24日
生誕130年 菊地契月展
開催:美術館「えき」KYOTO(京都府京都市)
繊細優美でありながら凛とした強さを併せ持つ人物画で知られる日本画家、菊地契月。
明治後期から昭和初期にかけて京都を拠点に活躍した契月は、欧州視察を経て西洋画と大和絵を融合した画風を確立した。初期から晩年までの代表作約75点を展観する。
■2010 年1月2日~2月14日
土とともに、水とともに 田園画人 小林巣居人の世界
開催:茨城県天心記念五浦美術館(茨城県北茨城市)
平福百穂に師事し、横山大観らが再興した院展に出展するもやがて脱退し、中央画壇を離れて自由で拘束のない世界をめざして在野した小林巣居人が描いた故郷、茨城の田園風景画を紹介。大地に対する畏敬の念が溢れる詩情豊かな作品に心が洗われる。
■2010年1月2日~2月21日
愛のヴィクトリアン・ジュエリー展 華麗なる英国のライフスタイル
開催:Bunkamuraザ・ミュージアム(東京都渋谷区)
19世紀英国ヴィクトリア時代のジュエリーと当時の華やかな生活様式は、近代ヨーロッパの宝飾文化史に重要な影響を及ぼした。本展では、英国王室にまつわる宝飾品をはじめヴィクトリア時代のジュエリー、銀器など約300点により英国伝統文化を辿る。画像は、「ターコイズ&ゴールドブローチ(1830年頃、イギリス、穐葉アンティークジュウリー美術館蔵)
「催し」カテゴリの記事
- 展覧会レビュー 京都国立博物館 『上田秋成展』2010年7月17日(土)~8月29日(日)(2010.07.30)
- 7月後半の展覧会情報(2010.07.30)
- 7月前半の展覧会情報(2010.07.13)
- 6月後半の展覧会情報(2010.06.30)
- マンダリン オリエンタル 東京が『日本橋納涼怪談』を開催します(2010.06.28)



































コメント
小村雪岱展に行きました。とても良かったです。挿絵の数々、独立したいくつかの作品も。泉鏡花等の交流から生まれた本の装丁や舞台装置。それにしても明治~関東大震災前の東京の風情の豊かさ。そして文学界、単行本の何か奥深さや質の高さに感心しきりでした。
投稿: 高嶺 隆 | 2010年2月 5日 18時34分