◆4月初旬の展覧会情報
■2010年4月3日~5月23日
生誕120年 奥村土牛展
開催:山種美術館(東京都港区)
昨年生誕120年を迎えた日本画家、奥村土牛(1889-1990)を記念して、その人と芸術を辿る展覧会。東洋画と西洋画、写実と印象、線と面、色彩と墨、立体と平面など相反する要素の間を試行錯誤した後に両者を融合し独自の世界を築いた土牛の画業を展観する。写真は、「吉野」〔昭和52(1977)年 山種美術館蔵〕
■2010年4月1日~6月6日
爽やかな日本美術~風・流れ・涼の表現
開催:大倉集古館(東京都港区)
初夏にむけて、風や水の流れなど爽やかな季節感を表現した日本美術を集めて展観する。英一蝶「大井川富士山図」、谷文晁「夏景山水図、川合玉堂「高嶺の雲」、菱田春草「雨後」、宇多荻邨「淀の水車」などの日本画のほか爽快感を呼ぶ能装束や陶磁器の名品も紹介する。
■2010年4月2日~6月27日
谷根千界隈の文学と挿絵展
開催:弥生美術館(東京都文京区)
明治末から昭和初期、東京の下町、谷中、根津、千駄木界隈を舞台にした物語が数多く作られた。三遊亭円朝「牡丹灯籠」は根津、夏目漱石「吾輩は猫である」は本郷、江戸川乱歩「D坂の殺人事件」は千駄木。この界隈を舞台にした作品を挿絵や関連資料で紹介する。
■2010年4月3日~5月9日
お江戸の絵画は大賑わい
開催:板橋区立美術館(東京都板橋区)
開館以来、狩野派を中心とした江戸時代の江戸地方の美術に特化して作品を蒐集してきた同館が、新たに加わった作品を併せて展観する。第1室は江戸期の狩野派と住吉派における変遷の過程を、第2室では谷文晁派や浮世絵などの民間絵師の活躍を紹介する。
■2010年4月3日~5月16日
富士山に憑かれた男「北斎の152景」
開催:駿府博物館(静岡市)
葛飾北斎の二大富士シリーズ「富嶽三十六景」と「富嶽百景」を一堂に会す。「富嶽三十六景」は表富士36図と表富士10図と色変わり4図の計50図、「富嶽百景」は和綴じ本全102図を額装で、加えて和綴じ本3冊(うち2冊は初摺)を展示する。
■2010年4月3日~6月6日
日本の美・発見Ⅲ 茶 Tea 喫茶のたのしみ
開催:出光美術館(東京都千代田区)
日本の美を茶の湯を通して鑑賞する本展では、重要文化財や重要美術品を含む約120点が紹介される。柿右衛門や古九谷、中国・朝鮮伝来の名器、利休作の茶杓、尾形乾山、本阿弥光悦ら名工の作品、田能村竹田や浦上玉堂らの掛け軸など一級品が並ぶ。写真は、「井戸茶碗 銘 毛利井戸」〔朝鮮・朝鮮王朝時代 16世紀 出光美術館蔵〕
■2010年4月6日~6月13日
日本磁器ヨーロッパ輸出350周年記念 パリに咲いた古伊万里の華
開催:九州国立博物館(福岡県太宰府市)
万治2年(1659)に初めてヨーロッパに輸出されて以来、ヨーロッパの人々を魅了した古伊万里。本展は、ヨーロッパに渡った古伊万里の全体像を伝えることを目的にフランス・パリに在住して各国に散在する古伊万里を蒐集した碓井文夫のコレクションを初公開する。
■2010年4月9日~5月23日
「小川芋銭と珊瑚会の画家たち」展
開催:愛知県美術館(愛知芸術文化センター10階)(名古屋市)
大正から昭和初期、農村や河童を主題した洒脱で奔放な水墨表現が高く評価された日本画家、小川芋銭は書・俳諧でも一家をなした文人画家でもあった。本展では芋銭の生涯の画業を縦糸に、同時代の画家たちとの交流を横糸に、彼が生きた時代の息吹を伝える。
■2010年4月11日~6月21日
創立250周年記念 ウエッジウッド~ヨーロッパ陶磁器デザインの歴史~
開催:静岡アートギャラリー(静岡市)
英国の陶磁器ブランドとして世界的に有名なウエッジウッドの創立250周年を記念して、ウエッジウッド美術館のコレクションから選りすぐった約250点を展示。食器、壺、カメオ、香水瓶など日本初公開の作品を含む逸品が紹介される。
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