2011年9月、川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム開館
「ドラえもん」や「パーマン」の生みの親として知られる、藤子・F・不二雄さんの原画などを展示する、「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」が来年9月3日、神奈川県川崎市多摩区の生田緑地(向ヶ丘遊園の跡地)に完成する予定です。工事の着工に先立ち、先日(3月29日)報道機関向けの発表会が行なわれました。発表会には、伊藤善章・藤子・F・不二雄プロ 代表取締役社長、藤本正子さん(藤子・F・不二雄 夫人)、阿部孝夫川崎市長、日本を代表する現代美術アーティストの村上 隆さんらが出席しました。
この計画は、正子夫人が「彼(藤子・F・不二雄さん)が生きていた時間の証である原稿を分散させることなく保存し、ファンの方々に伝えることが残されたものの勤め」という思いで川崎市に相談し始めてから10余年の歳月を経て、実現に至ったものです。
川崎市多摩区は、藤子・F・不二雄さんが1996年に62歳で亡くなるまで住み続けたゆかりの地。川崎市が生田緑地公園内に用意した土地に、藤子・F・不二雄プロが鉄筋3階建て、延べ床面積3600平方メートルの建物を建てて川崎市に寄付し、指定管理者として同プロが運営を行います。
コンセプトは、「少しお洒落で落ち着いた雰囲気のミュージアム」。5万点にもおよぶ原画を見て楽しんでもらうということを前提に、子供が遊べる「キッズルーム」や、自然のなかでキャラクターと一緒に写真が取れる「屋上ひろば」など、幅広い年齢の人々が楽しめる設計になっています。作品や資料の展示のほか、藤子・F・不二雄氏が描いた動物のオブジェや、世界各地の取材写真、愛用の机なども展示される予定です。また、「ドラえもんの耳ケーキ」や「暗記パン」など、作品にちなんだ料理が食べられるカフェも併設されるのが楽しみです。
「THEドラえもん展」に参加するなど、藤子・F・不二雄作品と数々のコラボレーションをしている村上隆さんは、ときわ荘で活躍した漫画家たちの作品を貪るように読んで育ったまんが世代。「まんがは、戦後の貧しい日本文化のなかで生まれた素晴らしいテクノロジーです。このミュージアムの活動が世界に広まり、日本のまんが文化の平和、友愛の心にふれてもらいたい。」と語っています。
「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」は、展示物や空間をゆっくり楽しんでもらうため、入場を1日4回にわけた完全予約制。一回の最大鑑賞人数は500人で、1日最大2000人の来館を見込んでいます。営業時間は、午前10時から午後6時まで。入場料は、大人1000円、中高生700円、小学生500円を予定しています。来年、9月3日の開館を楽しみにお待ちください。
http://www.fujiko-f-fujio.jp/museum/
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