龍馬ゆかりの地・長崎は紫陽花の似合う街
NHK大河ドラマ『龍馬伝』の影響で、今年は一躍龍馬人気となった長崎。龍馬が日本で初めて設立したという貿易会社「亀山社中」跡などが注目のスポットとなっています。その長崎には紫陽花の花がよく似合います。
「長崎は今日も雨だった」を歌いながらオランダ坂を登ると、ああ、ほんとうに長崎には雨が似合うなあ、などと思ってしまいます。洋館、坂道、雨、紫陽花……。いずれもエキゾチックな長崎の街に溶け込む言葉のような気がします。なかでもしっとりと咲く紫陽花は長崎との縁が深いもの。鎖国時代、長崎の出島にやってきた植物学者シーボルトによって、紫陽花はヨーロッパに広められました。ブルーの色合いが美しい玉のようなアジサイに、シーボルトは、「Hydrager otakusa(ヒドランゲア・オタクサ)」と命名。Otakusaとは、シーボルトが愛した女性で、「おタキさん」と呼ばれた楠本滝さんのことです。愛する女性の名前を花に託すなんて、ロマンチック。シーボルト事件によって、シーボルトは国外追放となりますが、おタキさんを想って紫陽花の花を愛でたことでしょう。
6月初旬、長崎の雨の季節、めがね橋やグラバー園など市内随所で紫陽花が咲き競います。紫陽花には大きく分けて手まり型のアジサイとガクアジサイがあります。日本原産はガクアジサイで、球状のアジサイよりも上品で優美な趣があるような気がします。品種改良が進み、今は40~50種類の紫陽花があるとのこと。
さて、長崎散策のお供におすすめが、「ちりんちりんアイス」です。自転車のアイスの屋台です。シャーベットに近い食感のさっぱりしたアイスで、売り子の可愛らしいおばちゃまたちが手際よくバラの形に整えてくれます。1個100円! ちりんちりんアイスでひと息つきながら、街歩きを楽しんでください。
長崎市長崎観光ガイド
http://www1.city.nagasaki.nagasaki.jp/kanko/
■ライター・関屋淳子
『サライ』現役ライター。酒と桜をこよなく愛する虎党。女性トラベルライターの旅情報発信サイト『旅恋.com』代表。
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