5月後半の展覧会情報
水のかたち
開催:水野美術館(長野市)
湿潤な気候で、川や海などが身近にある我が国において、水は多くの画家にとって主要なモチーフとなってきた。本展では、水野コレクションのなかから雨・雪・流れなど様々な水のかたちを描いた作品を紹介。コレクションの至宝である横山大観の「無我」、初公開の横山大観「あまご」も展観される。
写真は、川合玉堂「清湍釣魚」〔昭和24年 水野美術館蔵〕
■2010年5月25日~6月12日(前期)、6月15日~7月3日(後期)
旅の版画家 川瀬巴水-大正・昭和の懐かしい風景-
開催:城西国際大学水田美術館(千葉県東金市)
川瀬巴水(はすい 1883-1957)は、全国を旅し、行く先々の風景や人々の営みを描いた大正・昭和を代表する版画家。版元の渡辺庄三郎とともに新しい表現を取り入れた「新版画」を開発し版画の可能性を追求した。本展では代表作とともにスケッチや試摺などの関連資料も紹介する。
■2010年5月28日~7月25日
うつくしの屏風で味わう三代~日本の美 再発見~
開催:松柏美術館(奈良市)
屏風は中国から伝わり、日本において二曲、四曲、一隻、一双などの多くのバリエーションをもたせ、絵画における立体表現の可能性を広げた日本独自の形態である。上村松園、上村松篁、上村淳之の三代にわたる屏風作品を通して日本の伝統美を鑑賞する。
■2010年5月29日~7月4日
世界で一番美しい庭 アンドレ・ボージャン展
開催:福島県立美術館(福島市)
アンドレ・ボージャン(1873-1958)は、フランス中部の小村で園芸師をした後、40代半ばに独学で絵画の制作を始め、植物や自然の風景を緻密な描写と鮮やかな色彩で、幻想的に描いた。その天真爛漫な画風は近年評価が高い。本展では代表作約80点を紹介する。
■2010年5月29 日~7月11日
開館記念特別展Ⅴ 浮世絵入門-広重《東海道五拾三次》一挙公開-
開催:山種美術館(東京都渋谷区)
同館の所蔵品で今まで公開される機会のあまりなかった浮世絵コレクションから約85点を展観。保永堂版の初摺である歌川広重の「東海道五拾三次」は、画帖装の扉に用いられた題字の1枚が含まれた珍しいもの。ほかに鈴木春信、喜多川歌麿、葛飾北斎、東洲斎写楽などの名品も出展される。
■2010年5月29日~7月25日
殿様、ecoを考える-自然へのまなざし-
開催:徳川美術館(名古屋市)
古来より日本人は自然の産物に依存してきた。その代表格が木材で、木曽山を藩領にもつ尾張藩にとって山林経営は重要な事業であった。また、江戸時代は本草学、博物学が盛んとなり園芸ブームが興った時代。自然との共存への取り組みを徳川家所蔵の記録や絵画で紹介する。
■2010年6月3日~8月21日
植物化石展~5億年の記憶~
開催:INAXギャラリー(東京都中央区)
地球が誕生して46億年、生命が海から地上に出て4億7000年前。その頃の原始植物、石炭紀のシダ類、恐竜が闊歩した時代のソテツの仲間など、植物が辿ってきた約5億年の進化の過程を約90点の化石で紹介。まるで宝石のように美しい化石類に目が奪われる。
■2010年6月4日~7月11日
田原市博物館の名品による 渡辺崋山展
開催:愛知県美術館(名古屋市)
渡辺崋山(1793-1841)は江戸時代後期の田原藩藩士。政治家・文化人として多彩な活動をするが幕府非難の咎で逮捕(蛮社の獄)、蟄居の後自刃する。本展は、谷文晁に学び、中国絵画や西洋絵画を研究して独自の画風を確立した、画家としての崋山に焦点を当て作品を一堂に会す。
写真は、渡辺崋山「孔子像」〔1838年 重要文化財 田原市博物館蔵〕
■2010年6月5日~7月25日
中国の小さなやきもの-美は掌中にあり-
開催:細見美術館(京都市)
中国陶磁には、秦・始皇帝の兵馬俑のように2メートル近い大形品がある一方で数センチの小作品も少なくない。本展は、そのうちの掌にのるような小作品の優品を紹介。それらを通して紀元前4000年の新石器時代から100年前の清時代末までの中国陶器の歴史を辿る。
■2010年6月9日~6月21日
きらめく聖地・上高地
開催:ペンタックスフォーラム(東京都新宿区)
神々しいまでに美しいと称される日本を代表する山岳景勝地、上高地。美しい山容を見せる穂高連峰、幻想的な田代湖など、四季折々の上高地を15年にわたり撮り続けてきた山岳写真家、中西俊明の作品約30点を展示。鋭い感性で捉えた景観は迫力に満ちている。
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