6月後半の展覧会情報
■2010年6月18日~8月18日
日本近代洋画への道~山岡コレクションを中心に 写実の衝撃! めざめるニッポンの油絵
開催:北海道立帯広美術館(帯広市)
幕末から明治にかけて、日本の洋画の前史となる洋風画の司馬江漢から、幕末に来日して日本近代洋画の指導的立場となったチャールズ・ワーグマンや彼に学んだ高橋由一、パリに学んだ黒田清輝や藤島武二、イギリス絵画を学んだ青木繁まで日本近代洋画の発展の軌跡を約170点で俯瞰する。写真は、青木繁「二人の少女」[明治42年 笠間日動美術館蔵]
■2010年6月19 日~7月19日
登録美術品登録記念 国宝の名刀-徳川将軍家ゆかりの刀剣-
開催:ふくやま美術館(広島県福山市)
2007年、同館は国宝7口、重要文化財6口の刀剣の委託を受けた。本展は、これらの文化財が登録美術品に登録されたことを記念して開かれる。この13口は、平安時代から南北朝時代にかけて相模、山城、備前、筑前の名工たちが制作した徳川将軍家に縁の品。名工の技が今も輝きを放つ。
■2010年6月26日~8月8日
開館50周年記念名品展Ⅲ 陶芸の美―日本・中国・朝鮮
開催:五島美術館(東京都世田谷区)
古墳時代から江戸時代にかけての日本陶磁の名品や、唐・宋・明時代を中心とした中国陶磁の逸品、日本人にこよなく愛された高麗・朝鮮陶磁の優品など、重要文化財4点を含む約60点の陶磁器を展観。また、宮崎県西都原古墳群出土の、国宝「金銅馬具類」を特別展示する。
■2010年6月26日~9月5日
小泉八雲生誕160年記念・来日120年記念 へるんさんの秘めごと
開催:熊本市現代美術館(熊本市)
1890年新聞記者として来日、以後日本で生涯を終えた文学者小泉八雲(ラフカディオ・ハーン 1850-1904)。1891年か3年間熊本の第五高等学校で教鞭をとった縁の地で、ハーンを再解釈するために開かれる本展は、ハーンの精神性を遺愛品や関連絵画など視覚的見地から検証する。
■2010年6月26日~8月22日
鉄を叩く-多和圭三展
開催:足利市立美術館(栃木県足利市)
多和圭三(1952-)は、ひたすら鉄を叩くことにより作品を制作する彫刻家。従来の刻む・彫る・形作るという彫刻の技法とは一線を画する。叩かれることにより鉄はその本質を顕し、いまだ見せたことのない表情を見せる。本展では叩く以前の初期から最新作までを紹介する。
■2010年6月30 日~8月29日
夏の特別企画 まつり-人々のつどい、にぎわいー
開催:神奈川県立歴史博物館(神奈川県横浜市)
夏の風物詩といえば祭り。縁日や出し物、舞台などの賑わいを好む心情は今も昔も変わりない。祭りは各時代の祭祀儀礼や習俗、社会背景を映してきた。祭りをキーワードに、絵画、浮世絵、絵葉書など関連する様々な資料や作品を展示し、各時代の暮らしぶりを読み取る。
■2010年7月3日~9月5日
新しい神話が始まる。古賀春江の全貌
開催:石橋美術館(福岡県久留米市)
久留米市出身で、大正から昭和にかけておもに二科会で活躍した画家、古賀春江(1895-1933)。ヨーロッパの新思潮を取り入れ、日本におけるシュルレアリスムの嚆矢と目され、後にはキュビスムに転じたと評される古賀の作風の全貌を油彩画約55点、水彩・素描約50点などで辿る。
■2010年7月3日~9月5日
マティス+ルオー版画展
開催:メナード美術館(愛知県小牧市)
アンリ・マティス(1869-1954)とジョルジュ・ルオー(1871-1958)は、20代始めにパリ国立美術学校で出会ってより親交を深めていった。明快なフォルムと鮮やかな色彩のマティス、力強い線と重厚な色彩のルオー。作風の対照的な二人を見比べる興味深い展示となる。
■2010年7月3日~9月5日
京の閨秀・女流・女性画家-担ったもの/担わされたもの
開催:京都市美術館(京都市)
近代日本において女性の画家たちは閨秀画家、女流画家、女性画家と呼び方が変わった。時代において担わされる女性の役割が画家たちにも反映された。本展は、上村松園、秋野不矩、伊藤小披、大日躬世子などの作品約80点を展観し、社会における女性画家の役割を考察する。
■2010年7月6日~9月5日
特別展「誕生! 中国文明」王朝、技、美-河南で誕生。
開催:東京国立博物館平成館(東京都台東区)
河南省は、中国大陸を西から東へ流れる黄河流域に位置する中国王朝発祥の地。夏(か)、商(殷)、東周、後漢、魏(三国時代)、西晋、北魏、北宋などの王朝が河南省に都を置いた。本展は、河南省で出土した青銅器、金銀器、漆器、陶磁器、壁画、彫刻、文字資料など約150点の名品により中国文明の誕生と発展の跡を振り返る。写真は、「動物紋飾板」[夏 前17-前16世紀 長辺16.5㎝ 洛陽博物館蔵]
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