今宵も一献 2種の生ハムと芋焼酎
東京・銀座のフレンチ・レストラン『レディタン ザ・トトキ』の十時亨シェフが、“フレンチと焼酎”という一見意外な組み合わせの妙を教えてくれました。
十時亨シェフは、正統派フレンチの料理人として『銀座レカン』で10年以上も総料理長を務めました。そして、2003年に自身のレストラン『レディタン ザ・トトキ』をオープンしてからは、フレンチの枠にはまらない料理を次々に繰り出しています。
また、十時シェフは焼酎に造詣が深いことで知られています。お店ではもちろんワインが主役ですが、焼酎も扱っています。十時シェフのお気に入りは、宮崎県・京屋酒造の芋焼酎『河童の誘い水』とそば焼酎『泰斗の凰駕(たいとのほうが)』。
フレンチでも焼酎を・・・・・・と、過日、京屋酒造の焼酎7種類とフレンチのマリアージュを体験する“プレミアム焼酎ディナー”が開催されました。「普通にコースを出してもつまらない」と遊び心を発揮して、「焼酎と相性抜群の豚肉をメインにメニューを構成しました」と十時シェフ。
この夜のコースは・・・・・・
●ウェルカムドリンク
芋焼酎『河童の誘い水』をゆず果汁とスパークリングワインで割ったオリジナルカクテル「フライング・カッパ」
●第一の皿
マロンゴールド(さつまいも)のムース
芋焼酎『甕雫』をクラッシュアイスに注いで
●第二の皿
プラチナポークのリエット 沖縄豚頭と豚足のテリーヌ
麦焼酎『時代蔵麦笛』のチルドストレート
●第三の皿
プラチナポークのリヨンドポーク 山形・庄内の米粉豚のロースト
芋焼酎『平八郎』をお燗してから急速に冷やしてロックで
●第四の皿
生ハムの取り合わせと有機ルッコラ
芋焼酎『河童の誘い水』のチルドストレート
●第五の皿
チンタ・セネーゼ豚肩肉のヨーグルト味噌漬け焼き 有機ゴボウとハスのフリット
芋焼酎『空と風と大地と』のチルドストレート
●第六の皿
皮付きアグー豚前足の焼酎煮 天城山猪の炭火焼 クルミ風味
そば焼酎『泰斗の凰駕』のチルドストレート
ディナーはこの後、デザート、40年ものの幻の古酒まで登場して締め括られました。
ここで、お酒とおつまみのマリアージュ(第四の皿)を家庭でも手軽に再現できるようアレンジしてご紹介しましょう。
生ハムは、ハモン・セラーノかハモン・イベリコ。塩気より脂の甘さが際立つものを選びます。口溶けの違いを楽しむために、2種類揃えたいところです。ルッコラを添えると、レストラン風に仕上がります。
合わせる芋焼酎のおすすめは、京屋酒造の『河童の誘い水』。これを焼酎9:水1で割り、冷蔵庫で冷やしておきます。命名「チルドストレート」。この飲み方は香りが立ち、味に奥行きとまろやかさが加わるとのこと。氷を入れずに、ワイングラスに注ぐとお洒落です。
生ハムの脂と塩気を融合させつつ、口中を洗い流すのではなく、味わいをふくらませながら余韻を残すのが、芋焼酎とのマリアージュの魅力。ぜひお試しください。
最後に、豚肉のフルコースを味わってみたいという、みなさんに朗報。4日前要予約・2名からで、このメニューを再現していただけます。
<問い合わせ先>
『レディタン ザ・トトキ』
東京都中央区銀座5-5-13 坂口ビル7F
03・5568・3511
通常営業:11時30分~15時30分(ラストオーダーは14時)、18時00分~22時30分(ラストオーダーは21時)、水曜日:17時30分~23時(ラストオーダーは22時)
休:火曜日(祝日は営業)
http://www.totoki.jp/
<プロフィール>
■ライター/江藤詩文
日本各地の知られざるおいしいものとお酒を求めてふらふら旅するライター。
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