ホーム > 催し > リゾート地で絵画に親しむ休日

前の記事

次の記事

催し

はてなブックマーク - リゾート地で絵画に親しむ休日このエントリーを含むはてなブックマーク Twitterにつぶやく

リゾート地で絵画に親しむ休日

Photo_3  温泉めぐりや登山で人気のある箱根は、豊かな自然の中に個性的な美術館が点在する、芸術の地でもあります。そのひとつ、仙石原に位置する『ポーラ美術館』は、趣向を凝らした企画展が目を引きます。

 現在開催されているのは『ポーラ美術館の日本画』。
 中心となる『杉山寧(やすし)』の絵画コレクションは、43点と日本最大級のもの。杉山寧は、1956年から30年間にわたり描き続けた『文藝春秋』の挿絵でも知られています。作品を目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。また、最晩年の大作といわれる『洸(こう)』を描く画家本人の姿も映像で残っており、本展ではその映像を見ることもできます。

 そのほか横山大観、東山魁夷(かいい)、高山辰雄、平山郁夫といった近現代の日本画を代表する画家の作品が展示されます。日本画の近代化に尽くした横山大観の幻の絵画といわれる『霊峰四趣』も必見です。

 また、9月11日からは、『アンリ・ルソー パリの空の下で ルソーとその仲間たち』が開催されます。2010年はルソー没後100年にあたる記念の年。ルソーは、40歳を過ぎてから本格的に絵を描き始めました。寡作の画家であり、現存する作品は世界で2百数十点、日本には20数点の所蔵があるといわれています。本展では、日本最大級のコレクションである8点の収蔵作品と、国内から選りすぐりの作品を合わせて計16点を展覧します。温かみがあり、不思議な魅力を放つルソーの世界を感じてみてはいかがでしょうか。

 このほか、ルソーを敬愛したピカソをはじめとするモンマルトルの前衛画家たちや、ルソーの系譜をひく素朴派の画家ボーシャン、ボテロ、ルソーを讃えた日本人洋画家の岡鹿之助の作品も合わせて紹介されます。

 美術館の周辺には、季節の花を楽しめる湿原花園など、自然を感じるさまざまな施設もあります。豊かな緑と澄んだ空気に包まれ、五感を解放して、ゆったりと絵画を鑑賞する贅沢なひと時をお過ごしください。

Photo_4
杉山寧『洸』
1992年、麻布彩色/額装、ポーラ美術館所蔵

Photo_5
横山大観『山に因む十題のうち 霊峰四趣 秋』
1940年、紙本彩色/額装、ポーラ美術館所蔵

Photo_6 Photo_8
アンリ・ルソー『エッフェル塔とトロカデロ宮殿の眺望』
1896-1898年、油彩/カンヴァス、ポーラ美術館所蔵
アンリ・ルソー『飛行船「レピュブリック号」とライト飛行機のある風景』
1909年、油彩/カンヴァス、ポーラ美術館所蔵


■開催場所・問い合わせ先
ポーラ美術館
神奈川県足柄下群箱根町仙石原小塚山1285
0460・84・2111
『ポーラ美術館の日本画』 開催中~9月5日まで
『アンリ・ルソー パリの空の下で ルソーとその仲間たち』 9月11日~2011年3月13日まで
http://www.polamuseum.or.jp/


■ライター/江藤詩文
世界と日本各地の知られざるお酒とおいしいものを求めてふらふら旅するライター。

前の記事

次の記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:

この記事へのトラックバック一覧です: リゾート地で絵画に親しむ休日: