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懐かしい時代が甦るおもちゃの博物館

Photo  山梨県・河口湖を望む少し高台にある、こぢんまりとした白い建物が『河口湖 北原ミュージアム Happy Days』。おもちゃの収集家としておなじみの北原照久氏が館長をつとめる博物館です。

 館内には北原氏が40年以上に渡って集めたという様々な収集品が展示されています。ブリキのおもちゃやドーナッツ版レコード、セルロイドの人形、ロボットや香水瓶、明治・大正・昭和の広告ポスター、お菓子のおまけなどが所狭しと並ぶ様子に圧倒されてしまうほどです。

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 圧巻なのが、2階へと続く階段の壁一面に描かれた壁画です。制作期間は実に1年半。下絵もなく、マジックで壁に直接描かれたもので、正面には富士山と河口湖、さらに制作期間中の来館者の姿も描かれています。とてもではありませんが、カメラでは収まりきらない大きさですので、ぜひご自分の目で確かめてみてください。また、2階には『トキワ荘』で昭和31年(1956)当時の新人漫画家8人で結成された「新漫画党」のメンバーが寄せ書きした実物のカーテンが展示されています。後年、漫画界の巨匠となった方達による、大変貴重なものです。

 博物館には「幸せな時代の物たち。」と副表題が付けられています。これら大半の展示物は、時代でいったら私にとっては上の年代のおもちゃになるのかもしれません。ですが、それでもおもちゃを眺めていると、どこか懐かしい記憶が呼び覚まされるのは不思議なものです。どのおもちゃにも、大量生産にはない手作りの良さ、作り手のあたたかさやこだわりが感じられるからなのかもしれません。
 博物館のすぐ隣りには河口湖を見渡せるカフェもあります。心温まるおもちゃを愛でたあと、富士山を眺めながら懐かしい時代を思い返してみてはいかがでしょう。

■問い合わせ先
  • 河口湖 北原ミュージアム Happy Days
  • 〒401-0302 山梨県南都留郡富士河口湖町小立1204-2 梨宮公園内
  • 0555-83-3220
  • 入館料800円
  • 9時~17時(最終入館は~16時30分) 年中無休
  • http://www.kitahara-museum.jp/
■ライター/塩見有紀子
リゾートホテル運営会社勤務からフリーライターに。女性トラベルライターの旅情報発信サイト『旅恋どっとこむ』(http://www.tabikoi.com)のメンバーとしても活動中。水系アウトドア・博物館・舞台好きで、舞台は月一回の観劇がノルマ。

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