ホーム > コラム > 秋を告げる日本酒「ひやおろし」の季節が到来

前の記事

次の記事

コラム

はてなブックマーク - 秋を告げる日本酒「ひやおろし」の季節が到来このエントリーを含むはてなブックマーク Twitterにつぶやく

秋を告げる日本酒「ひやおろし」の季節が到来

1  9月26日、渋谷シダックスホールで開催された、秋を告げる日本酒「ひやおろし」の試飲会に行ってきました。これは中野にある酒販店『味ノマチダヤ』の主催で、参加29蔵の旨い酒を目当てに多くの飲食店関係者やファンが詰めかけました。
 この「ひやおろし」とは、冬から春にかけて造られた新酒が、殺菌のために火入れされたあとタンク貯蔵などでひと夏を越し、外気の温度が蔵内の温度と同じくらい(18度を切るくらい)になった秋に出荷される日本酒のことをいいます。

 できたばかりの新酒はフレッシュ感はありますが、味的には荒々しく、それが蔵内でじっくり熟成されることで、まろやかで落ち着いた酒質に変化するのです。そして秋になると気温による酒質の変化も心配ないので、2度目の火入れをせずに瓶詰め(生詰)して出荷されるので、より柔らかい口当たりも楽しめるのです。
 そして、このひやおろしのお薦めの呑み方が燗酒。ぬるめの燗にして口に含むと、じっくりと熟成された旨みが口の中にジュワ~ッと広がります。それだけで秋が来たなあと実感できる酒なのです。さらに、脂の乗った秋刀魚や、焼いたキノコ、和牛のタタキなどと一緒に飲ると、旨さの相乗効果で口の中は美味礼讃。しかも日本酒の酸が後味をスパッと切りますから、喉越しの良さも抜群です。
 『味ノマチダヤ』では、10月1日から各蔵の「ひやおろし」が発売開始となりますので、ぜひ秋の旬味をお楽しみください。

参加蔵抜粋/会津娘(福島)、悦凱陣(よろこびがいじん、香川)、貴(山口)、日高見(宮城)、豊盃(ほうはい、青森)、長陽福娘(ちょうようふくむすめ、山口)、石鎚(いしづち、愛媛)、大那(だいな、栃木)、長珍(ちょうちん、愛知)、蒼空(そうくう、京都)、伯楽星(はくらくせい、宮城)など。

2_2 4
3 5

<問い合わせ先> ■味ノマチダヤ
■ライター&利き酒師/田中宏幸
おいしい日本酒の伝道師となるべく、冷酒や搾りたてに始まり、錫ちろりの燗酒、さらには熟成酒・古酒などなど、毎晩毎晩五合の日本酒を、人生の使命として楽しんでいる利き酒師ライター。著書『米作りからこだわる とっておきの名酒』(小学館)ほか。

前の記事

次の記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:

この記事へのトラックバック一覧です: 秋を告げる日本酒「ひやおろし」の季節が到来: