消費者金融でお金を借りることについて

自分で生活費を出している社会人なら1度や2度は「ヤバい!今月はお金がピンチだ!」と焦った経験をしたことがあると思います。どんなに計画的に予算を組んでいても、普通に生活をしているだけで急な出費に焦ってしまうのはよくあることです。

 

特に冠婚葬祭や病院代、クレジットカードなどの支払いは先送りにできないため、お金が足りないと気付いた時点でいち早く現金を用意できるカードローンは心強い味方になってくれるサービスなのです。

 

しかし、消費者金融のカードローンでお金を借りるというと、

 

  • とても返せないような高金利で貸し付けされる
  • 怖い人が毎日のように取り立てに来る
  • 会社にバレてクビになる

 

などといったネガティブなイメージを想像して不安を感じる方も多いのではないでしょうか?
また、カードローンの利用者に対してもあまり良いイメージを持っていない方がいらっしゃると思います。

 

金融庁が民間企業に委託して2015年に実施した調査では1割弱が「過去3年以内にお金を借りたことがある」と回答。借りたお金の使い道は生活費の補てんが約4割と大半を占める一方で、ギャンブルが理由での借入は1割以下という結果になっています。

 

さらに、利用者の多くは普通のサラリーマンで年収も平均的。どこにでもいる普通の人が一時的な生活費の不足を補うために少し借りて短期間で返す、というのがカードローンの利用方法として多いということがわかります。

 

貸金業法が改正されたことで法外な高利貸しやひどい取り立てもなくなり、消費者金融からお金を借りることは安全で身近なものになりました。しかし、デメリットが全くないわけではありません。

 

カードローンのメリット・デメリットをよく理解した上で、計画的にお金を借りることがカードローンを上手に利用するコツです。

 

 

消費者金融ってちょっと怖いイメージがあるけど、使ってみると怖いことは何もなくて、すごく便利で頼もしい存在です。
ここでは、消費者金融系カードローンを賢く使うために知っておきたい以下の3つのことについて、詳しくご紹介します!

  • 消費者金融でお金を借りる時の注意点
  • カードローン利用者は法律で守られているから安心
  • 賢く安全にお金を借りるポイント5つ

 

消費者金融でお金を借りるデメリットと注意点

お金を借りる前に知っておきたいのが、消費者金融でお金を借りる時の注意点やデメリットについてです。

 

 

困った時にすぐにお金を貸してくれるカードローン(消費者金融)の注意点は主に3つ。

  • お金を借りている情報は信用情報機関で共有される
  • 銀行系カードローンよりも金利が高い
  • 手軽に借りられて便利だからこそ借り過ぎに注意が必要

どんな問題やリスクがあるかきちんと理解してからお金を借りましょう。


 

消費者金融でお金を借りている情報は信用情報機関で共有される

信用情報機関とは、カードローンなどの借金の申込や、借入金額、返済状況などの情報が登録される機関です。加盟する金融機関同士で利用者の情報を共有することで、多重債務を防いだり、カードローンの審査をスピーディーに行うことが可能になります。

 

信用情報が登録されること自体は悪いことではありません。しかし、返済延滞などのトラブルも情報共有されてしまうため、トラブルの内容によっては

  • 他のカードローン、クレジットカードの審査が通らなくなる
  • 使用中のカードローン、クレジットカードが利用停止される

上記のような対応を取られる可能性もあるので、カードローン利用中はなるべくトラブルを起こさないように注意しながら活用しましょう。

 

延滞と申し込みに注意!信用情報には登録期間がある

 

信用情報機関にはお金を借りることに関する色々なことが登録され、一定期間が過ぎると自動的に削除されます。削除されるまでの間はトラブルの内容が各金融機関で共有されてしまうため、利用停止などの厳しいペナルティにつながるトラブルには特に注意しましょう。

 

現在、日本で運営されている信用情報機関は以下の3つ。

  • 株式会社日本信用情報機構(JICC)
  • 株式会社シー・アイ・シー(CIC)
  • 全国銀行個人信用情報センター(KSC)

信用情報機関に登録されるのは、住所や生年月日などの個人情報や申し込みの際に提出した運転免許証の記号番号など、かなり多くの情報です。ここでは利用者が気を付けなければいけない登録内容について、JICCを例にとってご紹介します。

 

JICCの登録内容・登録期間
登録内容 登録期間 詳細
返済の延滞 1年間 支払期日までに返済出来なかった場合、「延滞」として登録される。
債務整理 5年間 任意整理、個人再生などの債務整理が行われた場合に登録。債務整理の内容により登録期間の起算日が異なるので注意。
保証実行 5年間 契約者本人ではなく、保証会社が返済した場合に登録される情報。銀行系カードローンの場合、契約の際に保証会社が入ることが多い。
強制解約 5年間 延滞、債務整理、規約違反などのトラブルにより消費者金融側から強制的に解約された時に登録される。
債権譲渡 1年間 債権回収が難しい、または費用がかかりすぎると判断され、債権回収専門の業者や他金融機関に債権を売り渡す「債権譲渡」が行われた時に登録される。
申し込み 6ヶ月 契約の有無に関わらず、申し込みの履歴も登録される。

 

申し込み以外の登録情報については、利用者のマイナスとなるものです。延滞をせず期日を守って返済していれば登録されることはないため、カードローンを利用した時は返済日や返済計画に気を付けましょう。

 

申し込みの情報登録については、短期間に1〜2社に申し込みをした程度であれば特に問題視されません。しかし、一般的に1〜6か月間に3つ以上のカードローン申し込みをすると「申し込みブラック」と呼ばれる状態になり、「カードローンにいくつも申し込むほどお金に困っている=返済能力がない」と判断されてしまい審査に通りにくくなります。

 

急な出費で困っている時は審査の合否の時間すら長く感じるものです。複数のカードローンに同時に申し込んで時間を短縮したい気持ちになりますが、申し込みブラックを避けるために短期間の申し込みは2社程度にとどめておきましょう。

 

大型融資を受けるなら消費者金融との契約はよく考えよう!

 

消費者金融のカードローンを契約する、お金を借りるということに大きなデメリットはありません。しかし、自動車ローンや住宅ローンなどの大型の融資を受ける場合は話が違ってきます。

 

大型融資の審査では、消費者金融や銀行などのカードローンやクレジットカードのキャッシングで契約があるだけで審査が通りにくくなったり、借りられる金額が少なくなってしまうことがあるのです。

 

カードローンは一度契約をすればいつでも自由に借入ができる性質上、例え今現在の借入額がゼロであってもいつ借入が発生するかわかりません。大型融資をする金融機関にとっては、カードローンが契約されていると返済能力を低く見積もるしかなくなってしまいます。

 

家を購入するために3,500万円を借りる予定が、消費者金融との契約がマイナスの評価につながって2,500万円しか借りられないといったことになる可能性があるのです。

 

信用情報機関のひとつJICCでは「契約内容に関する情報」として、以下の6つが記録されます。

 

  • 登録会員名
  • 契約の種類
  • 契約日
  • 貸付日
  • 契約金額
  • 貸付金額

 

これらの情報が契約期間中および完済から5年を超えない範囲で記録されるため、大型の融資を受けたいと考えている方はカーローンの契約や利用に注意が必要です。

 

 

カードローンの利用状況は信用情報に登録されて、一定期間履歴が残り続けます。多くの情報は利用者の不利になりませんが、

  • 返済の延滞
  • 短期間に複数のカードローンを申し込む

に関しては他金融機関からのイメージが悪くなるので絶対にやめておきましょう。
また、大型の融資を受ける予定がある場合、カードローンの契約はマイナスにとらえられるので、できるだけ契約せず、すでに契約済みのカードは完済後に解約することをおすすめします。


銀行カードローンよりも消費者金融のほうが金利が高い

消費者金融が発行するカードローンのデメリットのひとつが、銀行や信用金庫などのいわゆる銀行系カードローンよりも金利が高めに設定されていることです。

 

日本貸金業協会の行った「資金需要者の借入れに対する意識や行動に関する調査報告」(2016)という調査では、実に65.1%もの人がカードローン契約時に金利を重視したと回答しています。

 

金利が高くなれば返済額も高くなるので、多くの人が重視するのも納得です。実際にお金を借りた場合、消費者金融と銀行でどれだけ利息に差があるのかを計算してみましょう。

 

カードローンは商品により金利が異なるので、ここでは例として消費者金融の金利を18%、銀行の金利を15%として、借り入れ額は10万円、30万円、50万円と3つの金額で利息の差を見てみましょう。

 

金利が違いによる1か月あたりの利息の差(※1円未満切り捨て)
借入金額 消費者金融(年18.0%) 銀行(年15.0%) 利息の差
10万円 1,479円 1,232円 247円
30万円 4,438円 3,698円 740円
50万円 7,397円 6,164円 1,233円

※計算式は「借入金額×金利÷365×30」で求めています。

 

実際に計算してみると、どのくらいの利息を支払うことになるのか、金利が違うとどれだけ利息に差があるのかがよくわかります。

 

借入額が50万円を超えると金利3.0%の差でで毎月1,000円以上高い利息を支払うことになります。またカードローンは数か月から数年、場合によっては10年以上かけて返済していくものです。月に1,000円の差とは言え、返済期間が長くなればなった分だけ支払った利息の総額に大きな差ができることを覚えておきましょう。

 

 

10万円以下の少額の借入で返済期間が数か月または1年程度であれば、金利の違いによる利息の差はあまり大きくありません。

 

しかし、カードローンで借りたい金額が大きい、または返済に時間がかかりそうなら、消費者金融よりも低金利で借りられる銀行系カードローンも検討してみることをおすすめします。


 

消費者金融は手軽にお金を借りられて便利だからこそ借り過ぎに注意が必要

カードローンのメリットは、手軽で便利、困った時はすぐにお金が借りられるところです。自動車ローンや住宅ローンのように、たくさんの書類を集めて審査に何日もかかるということはありません。提出書類はとても少なく、最近ではネットで申し込みを全て完了できる金融機関もあるほどの手軽さです。

 

また、カードローンは審査に通って契約が成立すれば契約した限度額の範囲で、何度でも自由にお金を借りることができます。例えば限度額50万円で契約したのなら、50万円までは自分の都合に合わせて好きな時にお金を借りられるということです。

 

カードローンはフリーローンなのでもちろん使い道は自由!今すぐお金を借りたい理由がなくても、カードローンを契約しておけば急な出費で困った時のお守りのような存在になってくれるでしょう。しかし、自由度が高い分、借入や返済は計画的に行わないといけません。

 

一方、自動車ローンや住宅ローンはその名の通り使い道の目的が決まっているため、目的型ローンと呼ばれます。これらのローンは購入後に審査・融資を受け、返済をしていくだけのものです。フリーローンのような自由な使い方はできませんが、計画性の高い利用ができるローンと言えます。

 

返済の延滞にはさまざまなデメリットがあるので要注意!

消費者金融からお金を借りると、月に一度の決まった日に決められた金額を返済する必要があります。もしも返済が滞ってしまった場合、以下のようなデメリットが生じます。

 

返済延滞で生じるデメリット
  • 信用情報に延滞の情報が記載される
  • 延滞損害金を請求される
  • 自宅に督促状が届く
  • 裁判を起こされる
  • 財産を差し押さえられる

 

このうち、裁判や財産の差し押さえは長期間の滞納に対して行われる措置です。延滞があれば消費者金融側から延滞を知らせる連絡があるので、きちんと対応をしていればいきなり裁判や差し押さえとなることはあり得ません。

 

ただし、延滞損害金は1日遅れただけでも発生します。延滞している間は通常よりも高い金利(延滞金利、延滞利率)で利息を請求されるため、余計なお金がかかり、損をする結果になってしまいます。

 

また、延滞した情報は信用情報機関に登録されます。こうなると信用情報に傷がついた状態になり、他社のカードローンやクレジットカードの利用が制限される可能性があるので延滞には注意しましょう。

 

 

カードローンは自由度が高くて便利なカードです。その分、つい借り過ぎないように気を付けて利用しましょう。
また、カードローンの返済には特に注意が必要です。延滞すると高い利息を請求されたり、信用情報に傷がつきます。返済期日は忘れずに!


消費者金融の利用者は法律で守られているから安心

消費者金融からお金を借りると3つのデメリットがあることがわかり、カードローンに対して「やっぱり怖いな」という感想を持った方もいると思います。確かに、カードローンを使う時にはいくつかの注意が必要ですが、気を付けて使えば何の問題もないものです。

 

さらに、消費者金融の利用者は「貸金業法」という法律で守られています。もし違反すれば行政処分などの厳しいペナルティを受けることになるので、正規の業者であればこういったルールをしっかり守って営業しています。

 

漫画やドラマでよく見るようなひどい高金利や取り立ては厳しく規制されており、正規の営業をしている消費者金融では有り得ない対応です。

 

 

カードローンの利用者を守ってくれる「貸金業法」では、利用者が損をしたり危ない目に以下のような取り決めがされています。

  • 金利の上限を決める「利息制限法」
  • 貸し過ぎや借り過ぎを防ぐ「総量規制」
  • 取り立てに関する行き過ぎた行動を規制

どういった内容なのか詳しく見てみましょう。


 

消費者金融の金利は「利息制限法」で上限20%と決められている

消費者金融をはじめ、銀行や信用金庫などの貸金業を営む企業には「利息制限法」という金利の上限を決める規定が課されています。

 

利息制限法で決められた借入金額に対する上限金利
借入金額 上限金利(年率)
10万円未満 20.0%
100万円未満 18.0%
100万円以上 15.0%

上限金利は20.0%とされており、これを超えた金利を請求されることは絶対にありません。もしこれよりも高い金利で貸付を行った場合、金融機関や行政処分や刑事罰の対象になります。

 

法改正前は、利息制限法の他に「出資法」という法律が存在し、それぞれ異なル上限金利が設定されていました。そのため利息制限法以上、出資法以下の金利で貸し出す「グレーゾーン金利」というものが存在し、高額な利息に苦しむカードローン利用者がとても多かったのです。この問題を解消するために法律が改正され、今ではカードローンの金利は20.0%が上限と決められました。

 

この上限金利はあくまで上限であり、各金融機関は上限の範囲内で自由に金利を設定できるので、金融機関によっては少額の借入でも20.0%より低い金利でお金を借りられます。例えば、アコムの場合は以下のように決められています。

 

アコムの限度額と金利の関係
契約限度額 適用金利
1万円〜99万円 7.7%〜18.0%
100万円〜300万円 7.7%〜15.0%
301万円〜500万円 4.7%〜7.7%
501万円〜800万円 3.0%〜4.7%

 

利息制限法では100万円以上は15.0%が上限ですが、アコムのように低金利での貸し出しをしている消費者金融もあります。金利が低い方が最終的な支払い総額が小さくなるので、希望の借入額が決まっている方は適用金利も確認しておきましょう。ただし、プロミスやアイフルのように細かい金利の設定を公開していない金融機関もあります。

 

延滞利率の上限も20.0%!法外な利息は請求されない

 

延滞利率とは、返済を延滞してしまった時に適用される金利のこと。あらかじめ決められた金利よりも高く設定されています。以前は法外に高い延滞利率が適用されていたこともありましたが、現在は延滞利率の金利も最大で20.0%までと法律で定められました。

 

元々の金利が20.0%であっても延滞利率は20.0%となり、延滞によって損はしない仕組みです。しかし、多くの有名消費者金融ではどれだけ少額でも18.0%程度の金利で貸付を行っています。20.0%の金利で貸付をする消費者金融はほとんどありません。

 

実際に大手消費者金融が適用している貸付金利と延滞利率を確認してみましょう。

 

大手消費者金融の貸付金利と延滞利率
消費者金融 金利(実質年率) 遅延利率
プロミス 年4.5%〜年17.8% 年20.0%
アコム 年3.0%〜年18.0% 年20.0%
レイクALSA 年4.5%〜年18.0% 年20.0%
SMBCモビット 年3.0%〜年18.0% 年20.0%
アイフル 年3.0%〜年18.0% 年20.0%

 

このようにどの消費者金融も法律を守っており、延滞利率は20.0%を超えることはありません。万が一延滞してしまった時にも法外な利息を請求されることはないので、カードローンを利用する安心材料になるでしょう。

 

法律上の上限金利を超えて払い過ぎた「過払い金」は返してもらえる

 

過払い金とは、法律で決められた上限金利20.0%以上の違法な金利によって請求された利息のことです。弁護士事務所のテレビCMなどで聞き覚えのある方もいると思います。

 

払い過ぎてしまった利息は弁護士などを介して返還請求をすれば過払い金は返してもらえます。また、現在もローンの返済が続いている場合には、過払い金とローン残高を相殺することが可能です。

 

とてもうれしい制度ですが、返還請求ができるのは一定期間のみ。それを過ぎると請求ができなくなってしまうため、過払い金に心当たりのある方は弁護士事務所の無料相談や各自治体の行う相談会などで早めに相談することをおすすめします。

 

法改正されてからは上限金利がはっきりと決まったため、正規の営業をしている消費者金融は20.0%を超える金利を適用することは有り得ません。現在も法外に高い金利で貸付しているのは違法営業の貸金業者、いわゆる闇金のみです。

 

しかし、法改正以前はグレーゾーン金利が存在したため、知らず知らずのうちに過払い金が発生していた方も少なくありません。昔からカードローンを利用していた方は過払い金がなかったか念のため確認してみましょう。

 

 

消費者金融でお金を借りるととても高い利息を請求されるイメージが根強いですが、実際には「貸金業法」により通常の金利も延滞利率も上限が20.0%と決められています。また、もしも払い過ぎてしまった利息もきちんと返してもらえるので安心です。

 

しかし、延滞は信用情報を傷つける上に、延滞利率により通常より高い利息を支払うことになります。賢くお得にカードローンを利用するために、返済の期日はしっかり気を付けましょう。


 

「総量規制」は借入額を制限して借り過ぎから利用者を守る法律

なかなか聞きなれない「総量規制」という単語は、借入額の総量を規制するという意味があり、カードローンなどの借金を借り過ぎ・貸し過ぎることを防ぐための法律のことです。

 

総量規制が設けられる前はどれだけお金を借りられるかが金融機関の判断に任されていたために、返済能力を超えた借金によって苦しむ人が続出しました。なかなか完済できなかったり、返済のために別のカードローンを契約したり、俗に言う「カードローン地獄」に陥る人も少なくありませんでした。

 

これを防ぎ利用者を守るためにできたのが総量規制という法律。カードローンの場合は年収の3分の1までが借入の限度額です。例えば、年収が300万円なら100万円までならカードローンで借りられるということになります。

 

総量規制を超えた貸付を行うと金融機関が処分を受けるため、それ以上の金額を借りることは不可能です。また、収入のない専業主婦(主夫)の場合、申し込めるカードローンが限られ、借入額にも条件が付くことが多いです。専業主婦(主夫)の方は申込前にあらかじめ確認しておきましょう。

 

総量規制の対象になる借入と対象にならない借入がある

ちなみに、年収の3分の1までというのは1社からの借入に対してではなく、特定の借入を合算して年収の3分の1までを借りられるというものです。

 

総量規制の対象となるもの
  • アコムやプロミスなどの消費者金融系カードローン
  • クレジットカード会社(信販会社)のカードローン
  • クレジットカードについているキャッシング枠

 

その他、「対象外」、「例外」、「除外」とされるもの以外のローン商品は全て総量規制の対象です。
銀行や信用金庫からもカードローンが発行されていますが、銀行や信用金庫は総量規制の対象外です。また、クレジットカードのショッピング枠はあくまでも買い物なので対象外となります。

 

例えば、年収300万円の場合は総量規制により借入額の総額が100万円となるので、

 

  • 消費者金融A社から50万円の借入
  • 信販会社B社から40万円の借入
  • クレジットカードのキャッシング枠から10万円の借入

 

これで上限の100万円まで借りていることになり、総量規制の対象となる借入先からは新たな借入をすることができなくなります。

 

総量規制の対象外となるものには、「例外貸付」と「除外貸付」の二つがあります。

 

総量規制の対象外となるもの
除外貸付け 例外貸付け
・他社からの借り換え(おまとめローン)

・医療費を支払うための貸付
・つなぎ融資
・起業する個人事業主への貸し付け
・配偶者と併せて年収3分の1以下の貸付け
など

・住宅ローン、住宅のリフォームローン

・不動産購入のためのローン
・自動車ローン
・高額療養費のローン
・不動産担保型の借り入れ
など

多くの方が利用する住宅ローンや自動車ローンなどは総量規制の対象外なので、ローン返済中でもカードローンの契約が可能。消費者金融の判断によりますが、最高で年収の3分の1までを借りることができます。

 

ただし、例外貸付に関しては、少し注意が必要です。その名の通り除外ではなく例外という扱いになり、例外貸付があってもカードローンの利用はできるものの、契約可能かどうか、いくらまで借入できるかは消費者金融の判断で決められます。例外貸付にあたる借金がある場合、カードローンを使えない可能性があることは忘れないでおきましょう。

 

利用者の年収は「収入証明書」の提出でわかる

 

総量規制によって借入額年収の3分の1ということを説明してきましたが、そもそも金融機関はどうやって利用者の年収を知るのでしょう?

 

その答えは、カードローン申込時に必要となる書類の一つ「収入証明書」です。原則として、カードローンを申し込むには収入証明書の提出が必要なため、金融機関側が年収を知ることができるのです。

 

ただし、収入証明書の提出が法律で義務付けられているのは50万円以上の借入をする場合なので、50万円以下の借入なら提出は不要とされています。しかし、すでに他社からの借入がある場合や、他社の借入と合わせて100万円以上の借入になる場合には、収入証明書の提出が求められます。

 

また、これらはあくまでも原則なので、借入額が50万円以下であったとしても収入証明書、源泉徴収票、確定申告書など収入がわかる書類の提出を求められることがあります。もし提出してほしいと言われると二度手間になってしまうので、これらの書類はあらかじめ用意しておくことをおすすめします。

 

 

総量規制は借入額が制限されることから「借りられるお金が減らされた!」と思ってしまいますが、総量規制があることで無茶な借入が予防され、カードローン利用者を守ることにつながっています。

 

また、自動車ローンや住宅ローンなどの大きなローンは総量規制の対象から外れるので、カードローンと併用もできます。ただし、併用する場合は返済も同時にしなければいけないため、より計画的にカードローンを利用しましょう。


例え消費者金融の借入を延滞してもひどい取り立てをされることはない

消費者金融といえば、やはり根強くイメージされるのがひどい取り立てです。貸金業法の改正により以前のようなひどい取り立ては厳しく規制されているため、例え延滞をしても日常生活に支障が出るような取り立てをされることは絶対にありません。

 

具体的には、以下のような行為が禁止されています。

 

貸金業法で規制される取り立て行為
  • 午後9〜午前8時の間の電話、訪問での取り立て
  • 「帰ってほしい」と言われたらすぐに引き上げる
  • 自宅や勤務先以外への電話、訪問での取り立て
  • 返済する意思を表示しているのに追い打ちをかけるような取り立て
  • 家族や会社に借金がバレるような行為、または周囲にバラすと脅す行為
  • 他の金融機関や知人から借金をして返済しろと要求すること
  • 家族や親戚などの第三者に返済の立て替えを要求すること
  • 弁護士に債務整理を依頼した利用者に直接連絡を取ること

 

このように、取り立て行為は規制が多く、利用者はしっかり守られていることがわかります。また、カードローンを契約していることも延滞していることも周囲にバレないように規制されているので、借金のウワサが広まって困るということもありません。

 

ただし、不規則な仕事のために深夜や早朝でなければ連絡が付かないなどの正当な理由がある場合、時間外に連絡があったり、自宅や勤務先以外にも訪問されることがあります。法律で守られているからと言って適当な対応をしていいわけではないので、きちんと誠意を持った対応をしましょう。

 

ちなみに、職場への連絡や訪問をする時は消費者金融からの連絡だとバレないような方法を取ってくれるので、バレないか不安な方は安心してください。

 

 

法律が改正したことでカードローン利用者が取り立てに困らされることはなくなりました。うっかり返済を延滞してしまっても、きちんと対応していれば問題ありません。

 

しかし、取り立て行為が規制されているからといっても取り立てがまったくないわけではありません。返済期日を守ってしっかり返済していきましょう。

 

また、延滞が長引いた場合、消費者金融は裁判を起こします。裁判となると出廷する必要があり、出廷を無視すると最悪の場合は給与や家財道具が差し押さえられます。こうなると家族や会社にもバレてしまうため、バレずにこっそりカードローンを利用するつもりであれば、なおさらきちんと返済していくことが大切です。


賢く安全に消費者金融でお金を借りるためのポイント5つ

  • カードローンを利用すること自体に大きなデメリットはない
  • 貸金業法や総量規制によってカードローン利用者は守られている

ここまでに以上2つの点について詳しく説明してきました。カードローンは決して怖いものではないとわかっていただけたと思います。

 

しかし、お金を借りる以上、

  • 毎月決まった額を返済する
  • 利息が発生する
  • 延滞すると信用情報が傷つく

ということを覚えておかないといけません。特に信用情報に関しては、カードローンの利用停止や、住宅ローンや自動車ローンの審査が通らない可能性があるため、細心の注意が必要です。

 

ここでは、カードローンを賢く安全に利用するために押さえておきたいポイントを5つご紹介します。これからカードローンを利用する予定の方はもちろん、すでにカードローンを利用されている方も、ぜひ参考にしてみてください。

 

契約金額は必要最低限で!足りなければ増額が可能

カードローンの契約金額は、申込時に利用者が希望額を伝え、消費者金融がそれだけの額を貸せるかどうか審査して決定されます。総量規制にならって年収の3分の1以内の金額を希望したとしても、消費者金融の判断によっては減額されることも有り得ることです。逆に希望額より増額されることはありません。

 

減らされる可能性があるなら上限いっぱいの金額で申し込もうと考えてしまいがちです。しかし、契約金額が増えると気持ちが大きくなって必要ない借入までしてしまう可能性が高くなるため、カードローンの使い道をよく考えて自分に必要な額で申し込むことをおすすめします。

 

また、消費者金融からすれば貸したお金を利息ととも返してもらえないと利益になりません。希望額が高くなればなるほど、消費者金融の審査も厳しくなります。高額希望なら借りられる額が増えるという単純な問題でもないのです。

 

カードローンを利用している最中にどうしても借入額を増やしたい時には、上限を増額することが可能です。いきなり借入できるギリギリの額を希望するのではなく、自分の使い方に合わせて、できるだけ少額から希望しましょう。

 

 

カードローンを契約すると、ついつい借り過ぎてしまうのはよくあること。ATMで借入できるので自分の口座から引き出すような感覚になってしまうのも、借り過ぎの原因の一つです。

 

契約金額を少なくしておけば、うっかり借り過ぎることなく、計画的にカードローンを利用できて安心です。


 

最も大事なのは返済計画!返済シミュレーションは念入りに

 

カードローンを利用する時にいちばんよく考えてほしいのが、返済についてのさまざまなことです。カードローンは自由に借入ができる便利なローン商品で、しかも借入額が増えても毎月の返済額はほぼ変わりません。その分、借入額が増えれば完済までの期間は長くなり、支払う利息の総額はどんどん増えていきます。

 

消費者金融の公式ホームページには、返済シミュレーションが用意されています。

 

返済シミュレーションでわかること
  • 毎月の返済額
  • 利息がいくらになるのか
  • 完済までにどれくらいかかるか

など

 

希望の借入額や返済回数などを入力するだけで自動で計算してくれるので、実際に借入をしたらどんな風に返済していくのかを簡単に知ることができ、おすすめの機能です。これからカードローンを利用する方は、ぜひ一度返済シミュレーションを利用してみましょう。

 

また、カードローン利用中に追加で借入する時にも返済シミュレーションは戸てもよく役に立ちます。追加借入をすると完済までの期間や利息総額が変わるため、改めて返済計画を立て直すことをおすすめします。

 

 

カードローンは返済期間が長くなるほど支払う利息が高くなります。無理な借入で長期間の返済が必要にならないように、返済シミュレーションとともにカードローンの使い道についてもよく考えてみましょう。

 

また、利息が高くなるのを防ぎたいからといって無茶な返済計画を立てるのもやめましょう。カードローンは繰り上げ返済ができるので、余裕がある時にまとめて返済することが可能です。月々の返済額は無理のない範囲で決めてくださいね。


 

信用情報に傷をつけないために返済期日を忘れない工夫をしよう

返済を延滞すると、その情報が信用情報機関に登録されます。「たった1日くらいなら…」と軽い気持ちで延滞を繰り返していると、徐々に信用情報の傷が増えて、ある日突然カードローンやクレジットカードが使えないという状況になる可能性があります。

 

また、延滞損害金も請求されるため、本来支払うはずの利息よりも多いお金を支払わなければなりません。損害延滞金は、きちんと返済ができていれば支払わなくてよかった無駄なお金といえます。賢くカードローンを利用するなら返済期日には気を付けましょう。

 

返済方法には、

  • ATM
  • 金融機関窓口
  • 口座振替(自動引き落とし)
  • インターネットバンキングから(スマホやパソコンから返済できる)

 

など複数の方法があります。おすすめは返済期日になると自動で返済額を引き落としてくれる口座振替です。口座にお金を入れておくだけで延滞を防げます。しかし、他の支払いなどで先に引き落としがされると残高不足で引き落としができないこともあり得るので、返済期日の前日には念のため残高を確認しておきましょう。不安な方は返済用に新しい口座を作るのもおすすめです。

 

消費者金融はメールなどで返済日をお知らせしてくれるサービスを行っています。こういったものも利用して、返済日を忘れないような工夫をしましょう。

 

 

当たり前ですが、カードローンは借金なので借りたお金は絶対に返さないといけません。返済期日を守らなければ信用情報に傷が付き、延滞損害金で損をするのはカードローン利用者本人です。

 

賢くお得にカードローンを利用するのなら、返済期日はしっかり守りましょう。もし何らかの事情で返済ができないという場合はまずはお金を借りている会社に相談してみてください。月々の返済額を減らしたり、返済日を少し伸ばすなどの対応をしてくれます。

 

黙って延滞するのがいちばんやってはいけないことなので、まずはしっかり返済期日を守る、そして返済が厳しい時は相談するようにしましょう。


 

消費者金融の特徴から自分に合ったカードローンを選ぶ

カードローンを選ぶ時は金利にばかり目が行ってしまいがちですが、それぞれの会社ごとに特徴やできることに違いがあります。自分が希望する条件に合った会社を選ぶことでより快適にカードローンを利用できます。

 

希望する条件、注目すべき特徴、おすすめのカードローンを表にまとめたのでぜひ参考にしてください。

 

自分に合ったカードローンの選び方
希望する条件 注目すべき特徴 オススメのカードローン
できるだけ早くお金を借りたい 即日融資ができる ・プロミス

・アコム
・アイフル

契約機でカード発行できる ・三井住友銀行カードローン

・三菱UFJ銀行「バンクイック」

低金利でお金を借りたい 低金利な銀行カードローン ・ソニー銀行カードローン

・イオン銀行カードローン
・みずほ銀行カードローン

銀行並みの金利の消費者金融 ・三井住友カード ゴールドローン

・J.Score

できるだけ周囲にバレないようにお金を借りたい 電話連絡なし ・SMBCモビット
カードレス融資に対応 ・プロミス

・SMBCモビット

数万円だけ借りたい 無利息期間のあるカードローン ・プロミス

・アコム
・レイクALSA
・アイフル
・ノーローン

このように、それぞれのカードローンには違う特徴があります。どんな風にカードローンを利用したいか、自分の希望に合わせてカードローンを選んでみましょう。

 

 

カードローンを利用する目的はひとそれぞれです。長期間利用するのなら低金利のカードがお得ですし、短期間に少額を借りるだけなら無利息期間のあるカードローンを使うのがおすすめです。

 

短期間に複数のカードローンを申し込むと「申し込むブラック」と呼ばれる状態になり審査に通りにくくなるため、自分に合ったカードローンをよく考えて1〜2社を厳選して申し込むようにしましょう。


 

自動車や住宅など大型ローンを組む前には消費者金融の借入を完済・解約する

 

自動車ローンや住宅ローンのように数百万円〜数千万円の借入を検討されているのなら、カードローンは完済した上で解約をしてから申し込むことをおすすめします。

 

カードローンは契約金額の上限までならいつでも好きに借入ができるローン商品です。そのため、契約している金額全てが「すでに借りているもの」として考えられます。カードローンを契約していると融資額を減額されたり、場合によっては審査に落ちてしまうこともあります。

 

スムーズに審査・借入を行うためには、あらかじめカードローンを完済・解約しておくようにしましょう。また、使っていないカードローンは解約するか、枠を0円にしておきましょう。

 

 

大型ローンとカードローンを併用したい場合、大型ローン契約後にカードローンを再契約するのはどうでしょう?大型ローンは総量規制の例外または除外貸付となるため、カードローンを持つことが可能です。

 

また、1社のカードローンを数万円〜50万円以下で契約している場合、大型ローンの審査にはあまり影響しないとされています。申込者の信用情報や金融機関の判断によるため確実な方法ではありませんが、どうしても解約したくない場合はカードローンの枠を減額するなどの対応を取ることをおすすめします。


 

デメリットを知れば上手に消費者金融を利用できる

カードローンは手軽で便利にお金が借りられる上に、使用目的は何でもOKと自由度の高さが魅力のローン商品です。冠婚葬祭など生活費にちょっと困った時、カードローンがあれば余裕を持って生活を維持できます。

 

しかし、その反面、手軽さからついつい借り過ぎてしまうものでもあります。万が一延滞すると信用情報に傷が付くことや延滞損害金というペナルティがあること、長期間の滞納には裁判や財産の差し押さえという厳しい処罰があることを覚えておきましょう。

 

これらのデメリットは無理のない範囲での借入や事前にしっかりと返済計画を立てておくことで回避できるものばかり。お金を借りることで発生するデメリットを把握しておけば、安全に上手にカードローンを利用できるのです。

 

この記事で紹介したカードローンの持つデメリットや、お金を借りるコツを参考に、カードローンと上手に付きあってもらえればうれしいです。

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